皆さんは「何度でも生えてくれば歯医者さんに行かなくてもいいのに…」と羨ましく思ったことはありませんか?しかしそれは本当に羨ましい話なのでしょうか?
そんなヒトの歯とサメの歯、どんな違いがあるのでしょう?
「サメが漁船を襲い、そこにはサメの歯が刺さって残っていた…」と言う話を聞いたことがありませんか?それはどういうことかというとそう!サメの歯は抜けやすい歯なのです。その理由はサメの歯には根がないのです
ではヒトの歯はどうでしょう?ヒトの歯の根は歯根膜という線維で覆われていてこれが歯のクッションの役割を果たしています。そしてその周りを歯槽骨という骨が囲んでいます。例えばご飯に砂粒のような物が入っていて、間違って噛んでしまった場合、皆さんはどうしてますか?とっさに口がパッと開きませんか?これは一定以上の力がかかると歯が壊れてしまうためで歯に対する防御反応であり、この役割を果たしているのが歯根膜なのです。またこの歯根膜によってヒトは食べ物の硬さにあわせて顎の動きを変化させ食物を食べているのです
ここでもうひとつ、ヒトとサメの歯の違い、それは形。ヒトの歯は、食べ物を咬み切る前歯、ひきちぎる犬歯、すりつぶす奥歯の3種類がありますが、サメは尖ったばかりの歯1種類しかありません。サメは食べ物に食らいつき、丸飲みするだけ。歯ざわりも舌触りも楽しむことはありません。サメにとっての歯は、手に代わって獲物を捕らえる道具なのです。無理に噛むと抜けてしまう。
ヒトの歯は、歯が抜けないように歯槽骨で囲まれています。歯と歯槽骨の関係は電球とソケットの関係に似ています。ソケットの役割をする歯槽骨のおかげで歯が抜けないのです。
ヒトは3種類の歯と簡単に歯が抜けないことで、食べ物の触感を楽しみ、美味しく食事をすることができるのです
さて歯周病、これは歯垢など口の中の細菌によって歯槽骨が溶かされ、歯が動き出す歯の周りの病気。言い換えれば、ヒトの歯がサメの歯へと退化する病気なのです。
ヒトの歯は一度しか生え変わらない。しかし大切にあつかえば、一生保つようにできているのです
by−sf
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